LP、CD、古本に古雑誌、時にVHSテープから街のセンパイたちの証言まで。ウン十年間、指は真っ黒、足を棒にして集めたオールドメディアを駆使し、ひとつのテーマを掘り下げる「体験型雑誌」が待望の書籍化。無駄という名の砂漠から砂金を掘り起こし、戦後カルチャー史に輝く巨大な星座の形を作り替える、虎の尾を踏む男たち。テレビも見ねえ、雑誌も読まねえ、ミックステープて何者だ?そんな世代に贈る波形のモノリス。京都と松山それぞれ二度にわたり披露された「タモリ」、「伊丹十三」、「村上春樹」の3本に加筆修正し収録。無関係だったものがリンクし、別の姿が露わになる。追い続けることではじめて得ることのできる快感がここに。
タモさんの伝説の一夜を検証し、寺山修司のモノマネの手法を本人の言葉から分析。伊丹十三の目玉焼きの正しい食べ方を、幻の音源や出演映画から読み解く。村上春樹の作品ではなく人物像やキーワードをA to Z形式で紹介。濃厚な時間を約150ページのペーパーバックに詰め込みました。当店のみのご予約特典、ビッグウェンズデー缶バッジ付き。