

著者:赤塚不二夫 / 出版社:虫プロ商事 / 新書版コミック / 242P / ソフトカバー / 1971年発行第三版
1968年、まさにヒッピームーブメント華やかな同時代に刊行された赤塚不二夫の異色作。ヒッピー、というよりもただの浮浪少女ヒッピーちゃんが連れ猫のフーと共に、親はなくともタフに生き抜くという、ようするに終戦直後の著者の体験をもとにしたかのようなドタバタギャグ漫画。巻末の解説にはきちんとヒッピーの説明や時代は意見が著述されているのもご愛嬌。コアな赤塚ファンは押さえておきたい一冊です。全体的に経年によるくたびれはありますが、特に目立ったダメージなく良い状態です。