監修：Vincent Berciere and Mariel Primois / 出版社：ABRAMS / 225mm × 340mm / 240P / ソフトカバー ”PUNK”、”New York Rocker”、”East Village Eye”などなど、パンクロック勃興とともに、コピーとホッチキスで作成された「パンク・プレス」とでも呼ぶべき、ZINEが同時多発的に刊行されました。本書は、そんなパンク・プレスの数々をビジュアル面で再評価し、大判で複写掲載したビジュアルスクラップ。スティーブ・ジョーンズとラス・メイヤー、そしてJ.G.バラードの名が並列に表紙に並ぶ”SEARCH AND DESTROY”など、メジャー誌では決して見ることのできない、感性の編集が素晴らしい。表紙に並ぶテキストを眺めるだけで、アートとパンク、ジャンルを越境した音楽がいかにして受容されていたのか、当時の空気が理解できる貴重な資料です。