

発行:視聴室 / 135mm × 188mm / 158P / ケース入り上製本
「谷ってつくとこに住むのが 心底こわい」(会いに行きたい)
「残してくれた服は 茶色以外ぜんぶ盗まれて 申し訳ない気持ち 写真にすら残らなくて」(長い歌)
シンガーソングライター柴田聡子初の詩集が刊行されました。楽曲の歌詞や未発表詩など40本近くを収録。音と切り離して読んでも詩集として充分成立するセンス・オブ・ワンダーが詰まっています。「詩集」というフォーマットを熟知した、非出版社の刊行物とは思えぬほどよくできた造本。ここから彼女の歌世界に入っていくというのも面白いかもしれません。