



著者:LEANNE SHAPTON / 出版社:DRAWN AND QUARTERLY / 240mm × 160mm / 96P / ソフトカバー
日曜日の夜、映画館のシートに深く身を沈めて暗闇の中スクリーンを見つめる瞑想的な時間。本書はニューヨークを拠点に活動を続けるイラストレーター、リアン・シャプトンが、彼女自身の記憶から印象としての映画体験をイラストで表現した一冊。淡い水彩で塗りつぶされた黒に浮かぶ、タイトルシーケンスや、スタアたちのシルエット。ビスタサイズに近い横長の判型、スクリーンに投射されるフィルム映像のようにうっすら滲む輪郭。映画館で映画を観るという行為自体を追体験させてくれる洒落たイラストブック。