


編集:J.C. Gabel and Jessica Hundley / 発行:Hat and Bears / 152mm × 228mm / 192P / ハードカバー
フィラデルフィアのアートスクールに通い、自主制作で映画作りをしていた頃から、『インランドエンパイア』に至るまで、楽曲からノイズまで常に劇中音楽にコンシャスで、自ら音楽活動も行う鬼才デヴィッドリンチ。本書はリンチ・ワールドの音楽に関して考察し、関係者への取材やビジュアルを収録した一冊。注目すべきは、2015年4月にエースカフェにて開催された、デヴィッド・リンチファンデーションのためのチャリティーコンサート音源を収録した付録CD。アンジェロ・ヴァダラメンティによる「ローラ・パーマーのテーマ」にはじまり、スカイ・フェレラ、フレーミング・リップス、そしてドノヴァンにカレン・オーと超豪華メンツが参加、リンチのポエトリーで締める全16曲。アナログで少部数流通しましたが音源としてはすでに入手困難。リンチファンのみならず、豪華ブックレット付きオムニバスライブ盤としても見逃せません。注目の版元、ハット・アンド・ビアードより。