


作:マイケル・ビダード / 画:バーバラ・クーニー / 270mm × 240mm / 40P / ハードカバー
少女が住む家の向い、黄色い家に、20年近く外出することのない近所でも評判の「なぞの女性」が住んでいました。知らない人が訪れてもたちまち部屋にこもってしまうというもっぱらの噂。ある日、なぞの女性から母のピアノ演奏を聴きたいという手紙が届き、黄色い家を訪れた少女。詩人エミリー・ディキンソンと女の子とのささやかな出会いをバーバラ・クーニーの繊細なタッチとともに描いたリリカルな絵本。詩とは何か。父が娘に説明する言葉が不思議と心に残る、冬の日に部屋に閉じこもってじっくり読みたい一冊です。ディキンソンから少女へあてた直筆の手紙も転載。