

著者:ペーター・ツムトア / 出版社:みすず書房 / 146mm × 210mm / 120P / 函入ソフトカバー
ヨーゼフ・ボイス、モーツァルトのピアノ・コンツェルト、ウィリアムズ・カルロス・ウィリアムズの詩。およそ建築家の著作とは思えぬ、広範囲な芸術からの引用とともに綴られる建築をめぐる詩的随想。スイス・バーゼル出身、山に囲まれた農村で設計を続ける世界的建築家、ペーター・ツムトアが「建築と風景」や「眠り」、「音」、「建築を学ぶこと」などなどを断片的な短文で綴った初エッセイ集。コンクリートの外壁のようなケースに、重ねてシンプルなソフトカバー上製本。葛西薫による造本が、ツムトアのテキストと呼応し合う、非常に美しい一冊です。