


出版社:筑摩書房 / 162mm × 215mm / 函入ハードカバー上製本 / 1982年発行 / 古書
戦前から戦中にかけて、検閲や統制に抗いながら数多くの娯楽作品を生み出した映画監督にして文筆家の伊丹万作。本全集は、志賀直哉が監修に名を連ね、息子である伊丹十三がレタリングを手掛けた新装版で、シンプルながら非常に完成度の高い造本。戦時下、映画というメディアに携わりながら、新聞報道や言論統制のあり方を鋭く批判した、いま再び響く言葉の数々。『無法松の一生』をはじめとする代表的な脚本も3巻に掲載。片岡千恵蔵、山田五十鈴、鶴見俊輔らの寄稿も掲載。帯欠、特に目立ったダメージなく良い状態です。