


訳:國分俊宏 / 画:坂口恭平 / 出版社:伽鹿舎 / 110mm × 160mm / 304P / ソフトカバー
熱帯アフリカ、ポニュケレ国にて繰り広げられる奇想天外な大博覧会の模様を、言葉遊び、アナグラムを用いて描写した、レーモン・ルーセル最大の寄書『アフリカの印象』。そのインプレッションを坂口恭平がドローイング、各場面に合わせあらたな抄訳を掲載した冒険的とも言える一冊が登場しました。新聞連載当時は酷評されながら、シュールレアリストや後のウリポたちにも多大なる影響を与え、ドラマ、舞台化もされた寄書が装いを新たに蘇る。訳文のしたには横書きで原文を掲載、オリジナルの持つ不思議な存在感そのものを移し替えたような一冊です。