




著者:ばるぼら・野中モモも / 出版社:誠文堂新光社 / 256mm × 186mm / 320P / ソフトカバー
仕事でも、金儲けでも、誰かの要請でもなく、誰かに見聞きしてほしいが故に発行され続ける自主制作出版の水脈を、1960年代初頭のローカル新聞にまで遡り、膨大な情報量と圧倒的な熱量で収集、分類した待望の一冊。『思想の科学』からコミケで販売されたコミック同人誌までを並列に扱い、「同人誌」、「リトルプレス」、「ミニコミ」という曖昧な分類・呼称を仮に”ZINE”とまとめることで見えてくる巨大なうねり。書店員、出版者、マーケット関係者に書き手と数多くの関係者への聞き書きも収録。一度ここまで縮小してこそ出版の未来がある。