


V.A. / レーベル:フィリップス・レコード / 10曲収録 / 1979年リリース / アナログLP
J.Jこと植草甚一晩年の肉声を聴くことのできる貴重なレコード。植草甚一のファイヴァリットと対談音声が交互に収録されています。鍵谷幸信が、ジャズとの出会いやリスナーとしての経歴を聞こうとしているのに、結局あそこで何を幾らで買っただの、あの店がつい最近なくなってしまっただのの話に逸れてしまうのがJ.Jらしくて可笑しい。「ミンガスが死んじゃって僕の中のジャズが終わった、結局『ハイチアン・ファイトソング』に尽きるんだ」という懐古的な発言が泣ける。ジャケットのコラージュは植草甚一自ら、デザインは河村要助。盤には目立った傷、スクラッチノイズなども少なく良い状態です。
SIDE A
1.SANDU(演奏:クリフォード・ブラウンほか)
2.植草甚一〜鍵谷幸信 対談Ⅰ
3.バウンシング・ウィズ・バド(演奏:バド・パウエルほか)
SIDE B
4.A列車で行こう(演奏:チャーリー・ミンガスほか)
5.植草甚一〜鍵谷幸信 対談Ⅱ
6.モーテルのディナー(演奏:マイルス・デイヴィスほか)
7.WABASH(演奏:キャノンボール・アダレイほか)
8.植草甚一〜鍵谷幸信 対談Ⅲ
9.ミス・アン(演奏:エリック・ドルフィーほか)
10.ナレーション〜植草甚一