監督：ジョナス・メカス / レーベル：イメージフォーラム / 本編180分 / DVD2枚組＋ブックレット（128P） 「言うまでもなく、すべてはリュミエールからはじまった」（『メカスの映画日記』より） ジョナス・メカスはニューヨークに移住した頃より世界を記録する純粋な悦びから、日記をつけるように身の回りの撮影を続けました。その中でも1960年代なかばから後半にかけての映像を日記映画として編集したものが、この「ウォールデン」です。被写体は、サーカスやヴェルヴェット・アンダーグラウンドの演奏、アレン・ギンズバーグやティモシー・リアリー、いくつかの結婚式などさまざまだですが、この作品に映し出されているのはまぎれもなくメカス自身。詩的な自画像、私的な1960年代ニューヨークメモランダム。付録の"THE WALDEN BOOK"は128ページにも及ぶボリュームで読み応え満点。手っ取り早くメカスを知りたい方はまずこのソフトから。