
著者:アレン・ギンズバーグ / 出版社:思潮社 / 138mm × 214mm / 106P / ハードカバー / 1970年発行・第二刷 / 古書
「かあさんはグレイストーンの病室でー新しいショック療法を受けたー四十回のインシュリン・ショックに続いて、電気療法。」
ロシアからアメリカへ移住し、最期は狂死した母、ナオミの孤独な魂に捧げる追悼の詩。旧約聖書と重ね合わせながら、母との魂の交感を読者にさらけ出す心からの叫び。巻末には役者諏訪優によるギンズバーグ年譜もあり。サイケデリックでこの時代らしいブックデザインも含めて、ファンはこの版で手元においておきたいものです。背表紙周辺に経年によるヤケ。本体中面には特に目立ったダメージなし。