著者:仁平綾 / 出版社:筑摩書房 / 150mm × 210mm / 160P / ソフトカバー
贔屓のステーキハウスではソースを使わずに持参の塩をふりかけ、ユダヤ系移民が営むアペタイジングストアでいつものプレッツェルを日本への手土産に買う。パストラミサンドやクスクスから多人種的状況に思いを馳せ、「マクソーリーの酒場」でニューヨークという街の変遷を知る。ガイドブックとしてはもちろん、ブルックリン在住街っ子エッセイとしてしっかり読ませてくれるニューヨーク美味しいもの案内。全編iPhoneで撮影というのもコンセプトに合ったグッドデザイン。表面を剥いで、もう少し深くこの街を歩きたい方に。