


著者:惣郷正明 / 装幀:杉浦康平 / 出版社:築地書館 / 165mm × 236mm / 344P / ハードカバー / 1970年発行 / 古書
「鎖国の中に芽生えた日本の洋学は、命がけの学問であった。」
幕府の目をかいくぐり、一冊の洋書を翻訳するのに「歯が抜け落ちるような」努力をし土台を築き上げた孤高の学問の軌跡。江戸期の写本にはじまり、貿易商のための会話書、明治初期の英和辞典などなどを解読。縦書きの資料図版と横組みの本文を自在に組み合わせた、杉浦康平によるブックデザインが見事。ケース入り、ケースに傷みありますが、本体には特に目立ったダメージなし。