著者:ジャン・プルーヴェ / 編者:早間玲子 / 出版社:みすず書房 / 182mm × 237mm / 336P / ハードカバー
「ジャン・プルーヴェが一度手に触れ計画すれば、彼のつくるもの全てが直ちに耐久性と生産方式の問題を見事に解決して優雅な造形物として生まれるのだ」
ル・コルビュジエをしてそう言わしめた、建築家ジャン・プルーヴェ。本書は晩年にその生涯を振り返った回想録を第一部に、プルーヴェによる作品解説や講演録を数多い資料図版とともに掲載した著作『建築家プルーヴェは語る、工業生産から生まれる建築のすがた』を元にしたテキストを第二部に掲載、さらにその補遺から構成された日本独自編集による一冊。住宅の工業生産化に取り組み、機能美あふれる重厚な名作家具を数多くデザイン、コレクターや熱狂的ファンも多い存在ながらその全容を知るための日本語の書物がない中、必携の一冊と言えるでしょう。