著者:佐伯俊男 / 出版社:Cornelius / 300mm × 200mm / 104P / ハードカバー
昨年末惜しくも他界した「現代の春画家」佐伯俊男。昭和の原風景とエログロナンセンス世界を徹底して描き、後のガロ系のマンガ家たちとも深く共鳴すると同時に、シュールで耽美主義的な文脈でも評価されてきた異端作家の作品集がフランス、cornelius出版より刊行されました。
こちらは1972年に芳賀書店より刊行された『緋匣(あかいはこ)』のレイアウトを再編集し、美術活版印刷がほどこされたオリジナル作品の色彩の忠実な再現を目指したフランス版。いまこそ先入観抜きでこの稀有な作家と出会うチャンスです。