編集:小澤みゆき / 出版社:海響舎 / 150mm × 212mm / 140P / ソフトカバー
「今、私は向き合わなくてはならない。ヴァージニア・ウルフという作家が、いかにフェミニズムにとって重要で、大切にされているのかを。ウルフだけではない。親しんできた女性の書き手たちとその作品について、そういった視点から改めて読み直す必要があると感じた」
文芸誌『かわいいウルフ』の編集発行人が、姿勢もあらたに編んだ一冊。多彩な書き手による創作やエッセイの他、『若草物語』からカーソン・マッカラーズ、アンネフランク、ルシア・ベルリンまで、十三人の書き手たちの作品から抜粋した描写から彼女たちの恋愛を同時代を生きる隣人たちのように語り、考察しています。映画版『美女と野獣』で描かれる女性像の変遷を、ウルフを引用しつつ分析した「延命するフェアリーテイル」などフェミニズム観点でも読み応えあるテキスト満載です。
執筆者:永山源、甘木零、太田知也、大猫、木花なおこ、櫻木みわ、汐入憂希、谷田七重、水原涼、imdkm、枇谷玲子、雪田倫代、李琴峰、神野龍一、松本友也、中村香住、根井啓、小澤みゆき、ほか匿名寄稿者13名。