著者:尾崎織女 / 写真:高見知香 / 監修・ブックデザイン:軸原ヨウスケ / 出版社:大福書林 / B5判変型 / 160P / 糸かがり上製本
姫路市郊外の私設博物館に世界中から集まった9万点にも及ぶ豊かな20世紀玩具コレクション。土地や文化に根付いた地域ごとの特性を持ち、無名の職人によって生み出される美しい玩具の数々は、「民藝」というコンセプトからはこぼれ落ち、21世紀の今消滅の危機にあります。本書は、『アウト・オブ・民藝』著者の一人である軸原ヨウスケ氏の監修により、学芸員である尾崎氏の解説と高見知香氏の美しい写真で紹介とともに、忘れ去られつつある玩具の数々をあらためて「民芸玩具」として再評価する試み。
民藝運動に携わった面々が、玩具の美を見出した今尚人気の高い『世界の民芸』へのオマージュも感じさせる美しいブックデザイン。