レーベル:Neach Records / 26曲収録 / ブックレット26ページ / CDアルバム
「家へ帰りたい 野心がありません 頭が痛い お腹が大変」(「家へかえりたい」)
「ザ・ジャパン・アドバタイザー」紙の記者として1925年に来日したバートン・クレーン。宴席で適当な日本語をいい湯加減で歌い上げるその姿がコロンビアの副社長に見初められ、数多くのSP盤を吹き込みました。2006年にそれらの音源がCD化され一部で話題を呼びましたが、こちらはそれから10年を経て、未収録曲を1曲追加し、詳細な解説と当時婦人雑誌に掲載された古川ロッパとの対談原稿を掲載した2016年リリースのSecond Edition。ただただ呑気でサービス精神あふれる歌唱は笑って聴いてもよし、本盤リリース時に内田樹さんがコメントを寄せていたように「日本習合」の実験として捉え、異国人から観た戦前日本の風俗を知るための資料として手に取るもよし。