写真:本多康司 / コラージュ:吉田昌平 / ブックデザイン・発行:白い立体 / 210mm × 297mm / 124P
2018年12月28日から2019年1月3日にかけて、写真家の本多康司とデザイナーの吉田昌平はウラジオストクから終点のモスクワまでの7日間にわたる「シベリア鉄道」の旅に出ました。その車中から撮影された写真と、移動中に制作した現地ロシアで拾ったりもらったりして集めた紙類を使用したコラージュ作品を、背表紙のない “スケルトン装”かつ、背以外整えないズレのある異常な製本でまとめたライブ感と両者の融合ではなく衝突感を放つブックアート。二枚の厚紙に挟まれラップでくるまれた本体、モノクロの写真はページ貼り付け、コラージュの間にはキューナンバーのレシートコピーが挟み込まれる、見たこともない造本。