


編集・発行:青花の会 / A4判 / 麻布張り上製本、見返し和紙(楮紙) / 144P / 限定1000部
限定1000部
茶会、花会、茶話会等の催事と、年三回刊行される機関誌『工芸青花』によって、工芸の持つ手ざわりと、時間を再考する青花の会。その活動の柱でもあり、本書自体が工芸品でもある、民藝運動時における『工芸』を想起させるような手の込んだ作りの雑誌です。今号では、今号では、坂田和實がコレクションする日置路花の書を、その展示風景とともに紹介。「やまほど書かないと、きれいなまま終わってしまう。家庭料理のようにあたりまえのものにならないと」と語る書家の民藝的作品を存分に楽しめます。
目次 Contents
1 書と古道具 坂田和實と日置路花
・路花さんの書 坂田和實
・拙をめぐって 菅野康晴
2 鹿と彫刻 橋本雅也
・鹿曼荼羅とはなにか 前橋重二
・動物と植物のあいだ 門田さくら
3 ロシアのロマネスク ノヴゴロドの聖ソフィア大聖堂
・ヴァイキングゆかりの商都 小澤実
・ロシアイコンとロマネスクの扉 金沢百枝
連載
・ロベール・クートラスをめぐる断章群9 堀江敏幸
扉の絵
精華抄