


編集・発行:青花の会 / A4判 / 麻布張り上製本、見返し和紙(楮紙) / 144P / 限定1000部
茶会、花会、茶話会等の催事と、年三回刊行される機関誌『工芸青花』によって、工芸の持つ手ざわりと、時間を再考する青花の会。その活動の柱でもあり、本書自体が工芸品でもある、民藝運動時における『工芸』を想起させるような手の込んだ作りの雑誌です。今号では、2019年に閉店した麻布十番の「さる山」の選んだモノや足跡を巻頭特集で振り返っています。
目次 Contents
1 「さる山」の店と仕事
・余白と多 沢山遼
・聞書・猿山修小伝 山本千夏
・猿ちゃんと野生 赤木明登
2 川瀬敏郎の花 侘び
・芭蕉の侘び、利休の侘び 青柳恵介
3 ロシアとスキタイ
・ピアノと骨董 毛涯達哉
・古代ユーラシアの草原から 松本圭太
4 望月通陽と as it is
・安堵の手法 望月通陽
・マルテの決意 望月通陽
連載
・ロベール・クートラスをめぐる断章群10 堀江敏幸
扉の絵
精華抄