new











著者:高橋昭八郎 / 私家版 / 120mm × 198mm(ケースサイズ) 1972年発行 / 古書
1957年、北園克衛のVOUに参加することで詩作をスタートした高橋昭八郎。ヨーロッパのコンクリート・ポエトリーとも共鳴し、海外でも数多くの個展を開催した作家による自費出版シリーズの第5弾にあたるのがこちら。
ケースから本体を取り出すと、ブックカバー型に折りたたまれたペーパーの間に三角形の蛇腹折り紙片が8点挟まれています。言語は記号であり、図像であり、音でもある。その区別を溶かすことで表れる原始的混沌。ビジュアルと言葉の境界線上を綱渡りする詩人の作品がそのまま物質化した究極のブックアート。高橋のバイオグラフィーも掲載され、北園克衛、VOU周辺を知る上でも貴重な資料です。
欠け、目立ったダメージなどなく良い状態です。