取材・執筆:小林英治 / 写真:川谷光平 / 編集:後藤知佳 / 出版社:Incline LLP / 143mm × 212mm / 56P / ソフトカバー
「『それを作っている時間を通じて作り手が考えたいことは何なのか』という切実で個人的な問題が、制作の道行きでどうしても生まれてしまうテンポラリーなもの、エフェメラルなもののなかにこそ含まれているような気がする」(イントロダクションより)
映画と町にフォーカスし、その過程や物語を本で伝えることを目的とした『MAKING』の創刊号。『偶然と想像』の濱口竜介監督、『鈴木さん』の佐々木想監督へのインタビュー、下北沢という空間への眼差しを記したフォトエッセイや、「つくるための道具」を作ることをテーマにしたデザイナーによるコラムなどが掲載されています。発行元のInclineは、2022年1月に下北沢でオープンした映画館「K2」を運営し、濱口監督作品も配給する組織。
町と人を接続するという大きなビジョンによって生まれる、ひとつひとつの物語を感じてください。