発行:SUPER HEAD DIRECTORS,TOKYO / 210mm × 298mm / 40P / ソフトカバー / 古書
1970年代初頭に「ロッキン・オン」が創刊され、1978年に『ロックマガジン』が登場する。羽良多平吉が表紙を手掛け、その間に生まれた、時代を象徴する知られざるインディペンデント音楽誌『ZOO』。のちのヘビメタ伝道師、伊藤政則が『ロッキー・ホラー・ショー』を紹介し、谷川晃一がフンデルト・ヴァッサー小論を綴り、芽瑠璃堂のアルバムレビュー(「トロピカル・ダンディー」からジェジ・コリン・ヤングまで23枚)が巻末を飾る。この折衷感覚、アカデミックとポップの融合ではなく混合感覚がいまなお新しい。インディーマガジンフリークはぜひともおさえておきたい、レイアウトも美しい雑誌です。カバーに皺、擦れ傷、中面には特に目立ったダメージなし。