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左川ちか全集

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著者:左川ちか / 編者:島田龍 / 出版社:書肆侃侃房 / 四六判 / 416ページ / ハードカバー 「転がる言葉と言葉がコラージュしシュールな世界を現出させる。前衛絵画のように異質な言語感覚だ。ノスタルジーやロマンティシズムといった叙情性とは程遠いクールで硬質な文体。でありながら観念抽象的な言語遊戯に陥らず、一般的なモダニズム詩には希薄な“私”という何者かの熱量をじかに感じた」(編者解説より) 翻訳によって培われた独自の言語表現で紡がれる詩作のクオリティから、ヴァージニア・ウルフやガートルード・スタインにたとえられるほどの才能の持ち主でありながら、1935年にわずか24歳の若さで夭逝した詩人、翻訳家の左川ちか。海外では「二〇世紀初頭の日本におけるもっとも革新的な前衛詩人」と評価されるように、日本の現代詩を語るうえでの重要人物。これまで国内では詩集の入手が困難なこともあってなかなか人口に膾炙する機会に恵まれませんでしたが、近年では再評価の機運が高まっています。そんななかで彼女のすべての詩、散文、書簡はもちろん、ジェイムズ・ジョイス、ミナ・ロイ、ヴァージニア・ウルフなどの翻訳作品、更に編者の島田龍による年譜、解題、解説まで収録の大充実の内容の全集が刊行。内容の濃密さ、洗練されたブックデザイン、文句なしの良書です。

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