




著者|岩中可南子、ゴッティンガム、清水美帆、オィヴン・レンバーグ / 発行:flick studio / B5判変形 / 72P / ハードカバー
「絵を描くことは「Tokuko」という人間でいられる時間です。布や紙の上ではいつも自由でした。」
主婦であり、母であり、美術愛好家である清水徳子は、長年創作への情熱を絶やさず、独自の手法でさまざまな作品を作り続けてきました。
本作品集は、アーティストとして海外を拠点に活動する娘 清水美帆の依頼によって清水徳子が制作した、布に刺繍やパッチワークなどを施した手作りのポスター(テキスタイルポスター)を掲載したもの。単調で、ときに困難な暮らしを生き抜くためのささやかな「創作」が、ジャンルを横断し、洗練されたモダンアートに接近する美しき結晶。
作家へのインタビューほか、母娘の相互関係にスポットを当てた寄稿を掲載。