著者：ショーン・タン / 訳：岸本佐知子 / B5変型判 / 40ページ / ハードカバー 2020年に世界三大児童書賞のひとつであるケイト・グリーナウェイ賞を受賞した、ショーン・タン著『内なる町から来た話』。そこに収められた25のお話の中から一編が独立し、絵本『いぬ』として刊行されました。簡潔でいて正確な話の展開。抽象的でありながらどこか個別性が見え隠れするような著者らしいタッチの絵。本書で描かれる犬と人間の普遍的な関係性は大人にこそ響くかと。翻訳はお馴染み、岸本佐知子さん。