著者:オリヴィエ・ル・カレ、シビル・ル・カレ / 訳者:鳥取絹子 / A5変型判 / 136ページ / ハードカバー
「様々な理由により記憶から封印され、我々から遠ざけられた土地には人間の恐ろしくも複雑なすべてが凝縮されている」
フランスの一風変わった地図本シリーズ「Atlas poétiques」より、忌避されながらもどこかでひとを惹きつけてしまう40の呪われた「いわくつき」の土地の物語。人智を超えた神秘的な厳命、自然現象、人間の業、以上ざっくり3タイプの呪われた地を、旧ヨーロッパ、地中海地方と南部アフリカ、インド洋、ベンガル湾、アジアとオセアニア、アメリカ大陸、新世界の島々、大西洋ごとに紹介。
自然災害の根拠として残忍で異様な伝説が語られる亡霊の村「ロカスパルヴィエラ」、鉱山開発で富を経たものの最貧国へと転落した「ナウル」、『悪魔の棲む家』の舞台「アミティビル」。日本からは松本清張の『波の塔』で周知された、青木ヶ原がエントリー。
*版元品切れの自由価格本です。新品状態ですが定価からディスカウントしての価格で販売しております。在庫限りですのでお早めにどうぞ。