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サバービアの憂鬱  「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程

1,980円

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出版社:KADOKAWA / 新書判 / ソフトカバー / 560P 「E.T.」のオープニング、小高い丘から宇宙人目線で見下ろす郊外住宅地の整然とした灯り。几帳面に刈り揃えられた前庭の芝生をクローズアップし、虫がたかる人の耳をカメラが捉える『ブルー・ベルベット』のショッキングな冒頭。 平凡で当たり前とされていたアメリカ郊外の暮らしを、客観的な目線で捉え、その内側にある歪み、違和感、狂気、さらにはアメリカン・ウェイ・オブライフの本質を暴き出す小説、映画、写真、広告などを俎上に、多角的にサバービア文化を分析する名著。スピルバーグ、デヴィッド・リンチ、ビル・オーウェンズの"SUBURBIA"、ジョン・チーヴァーにジョン・ヒューズ。本書を読めば、アメリカ映画やフィクションの細部がクリアに、興味深く見えてくるコンタクトレンズを与えてくれるような一冊。 初版刊行30年を経て、ついに加筆修正がほどこされ、新書版として再登場。本書の内容がいまなお古びないのは、戦後にはじまるわれわれのライフスタイルと考え方が、サバービアに根ざしていようが、その反発であろうが、多大なる影響を維持し続けているから。映画、小説、音楽と、アメリカン・ポップカルチャーのガイドとしても楽しめる名著です。

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