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終盤戦 79歳の日記

3,960円

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著者:メイ・サートン / 翻訳:幾島幸子 / 出版社:みすず書房 / 194mm × 131mm / 408ページ / ハードカバー 「有能で親切な看護師がひどい口臭の持ち主だった。胸水を抜く処理のあいだじゅう、彼女が私の頭におおいかぶさるようにして手を抑えていたのだが、彼女の息が吐き気をもよおすほどの臭いで……。それがまさにとどめの一撃となってしまった」(本文より) 『独り居の日記』からはじまる日記文学でおなじみの小説家、メイ・サートンの日記全8冊のうちの6冊目にあたる本書は78歳の誕生日から始まります。 この時、著者は心房細動や胸腔に水がたまり呼吸がうまくできないなど、作家活動のみならず日常生活すら厳しい状態。だんだんと自分で書くことができなくなり、テープレコーダーに録音し、それを書き起こしてもらうほど。体重がどんどん減少し、恐怖や不安に襲われる中で、それでも等身大の自分の気持ちを吐露し続け、時にはユーモアを交えながら、訪ねてくる友人と過ごしたひとときを綴る、多量の文章だからこそ味わえる重厚な一冊。図版も豊富で、著者を知る資料としても最適です。

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