著者：ジョージ、麗日 / 自費出版 / 115mm × 178mm / 98P / ソフトカバー コンテンツを消費する誰もが批評家となり、SNSやYouTubeなどで映画語りが盛んな昨今。その語り口や熱気に多大なる影響を与えた二人の論客を取り上げ、その受容過程や影響力、歴史的文脈を語り合うメディア論であり、ある種のカルチュラル・スタディーズ。「前篇」とされるこちらでは主に町山智浩の語り口を、そのルーツである蓮實重彦からジョセフ・キャンベルまでを引用しつつ分析。部室、あるいは知的な先輩の下宿で安い焼酎飲みながら延々と夜中まで繰り広げられる対話って感じが楽しい。