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著者:青木真兵・海青子 / 発行:エイチアンドエスカンパニー / 四六判変型 / 263ページ / ソフトカバー
「リアルタイムで観ていなかった僕らのような世代が、新たに「男はつらいよ」を語る意味は「誰も傷つかない関係」ではなく「傷つけあえる関係」という、現代社会において消えてしまった場がそこに息づいているからだと思っている」(本文より)
奈良県吉野村で「人文系私設図書館」を運営する夫婦が綴る2022年の日記。就労支援、ラジオなどのトーク、読書や映画鑑賞、日々の生活を通して、人間中心的な社会から一歩離れた場所を視点に世の中を考えます。「ルチャ・リブロ」の活動になぞらえながら、自然災害や政治の転換期に「本のある場所」が重要視されてきたことについて論じた「研究ノオト」や、サバイブしたサバイバーが生きていける社会を模索するエッセイも収録。