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著者:岡本仁 / 出版社:平凡社 / 122mm × 190mm / 328P / ソフトカバー
美味しいコーヒーって何だ?良い喫茶店ってどんな店?そもそもなぜ喫茶店やカフェに足を運ぶのだろう?
旅先で、仕事の合間に、日々のコーヒーブレイクを大切にする編集者、岡本仁による正日本全国166のコーヒー店案内。そこに店選びの明確な基準はないが、店を訪れる自分自身にはルールが内在している。おなじみ正方形の写真に添えられた短いテキストに加え、書き下ろされた「コーヒーと人」、「コーヒーと音楽」というエッセイの数々から、そのルールや姿勢が浮かび上がります。
腹を満たしてくれるわけでもなく、栄養価があるわけでもない、コーヒーという嗜好品が空洞であるからこそ、その周りにあるあれこれに目が留まり、それについての思索がはじまる。ただのガイドブックではなく、客や街と店との関係についての本でもあります。