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著者:竹田ダニエル / 出版社:講談社 / 四六判 / 208ページ / ソフトカバー
「『nothing matters』という無力さと、『we can make change』という団結力と変化を起こせる手応え。その両方が矛盾しつつも渦巻いているからこそ、Z世代は不可解に見えるのかもしれない」
「ホットガール」という言葉の意味、メンタルヘルスやセルフケアの心理的ハードル、映画『エブエブ』のアクチュアリティ、あらゆる時間を仕事に捧げる「ハッスルカルチャー」へのアンチテーゼ「Quiet quitting」など、近年Z世代を中心にして起こったムーブメントにまつわるクリティカルなエッセイ。研究者の斎藤幸平、アーティストのSIRUP、哲学者の永井玲衣と著者による対談もそれぞれ収録!
アメリカのZ世代についての考察ですが、日本の若い読者には共感を、昭和世代には新発見をもたらしてくれるはず。社会に対する諦念と変革への渇望を併せ持つZ世代のリアルが詰まった良書です。