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著者:グザヴィエ・アンティン / 出版社:Temporary Press, NEUTRAL COLORS / 208mm × 290mm / 56P / ソフトカバー
花を印刷した巨大な布に隔てられ、向かい合う花瓶の花と仮想通貨を採掘するマイニングマシン。日々枯れゆく花と、日々価値を産み続けるマシン。マシンが生み出す仮想通貨で花が購入され、あらたな花と交換されるという、フランス人アーティスト、グザヴィエ・アンティンによるエルメス・シンガポールでの展示。そのものすごく理屈っぽく、コンセプチャルなモダンアート的な作品を、リソグラフというアナログな手段で平面に落とし込んだ作品集。それを発行したTemporary pressと日本のNEUTRAL COLORSが協同発行したSecond Editionがこちら。さまざまなコンテキストが、3色が重ね合わさったリソ印刷によって揺れ動くような花の姿に重ね合わさります。
巻末作家との対談、日本語訳付き。