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著者:デレク・ジャーマン / 写真:ハワード・スーリー / 出版社:創元社 / 175mm × 236mm / 144P / ハードカバー
30年ぶりの日本語版新訳復刊!
HIV罹患後、イギリス南端部のタンジネスという原子力発電所側の打ち捨てられた土地へと移住した、詩人であり映画監督、デレク・ジャーマン。彼はその地で"Prospect Cottage"と呼ばれる小屋を作り、作品を作るように庭仕事を続け、その生涯を終えました。
1991年より、彼の友人であり写真家でもあるハワード・スーリーが撮影したデレク・ジャーマンの庭と終の棲家。その150枚以上の写真は、庭園が四季に見せるさまざまな表情を捉えています。貝殻、流木、石や古道具、拾い集めたガラクタを寄せ集めて作った彫刻、自生していた植物にジャーマン自身が植えた低木や花を組み合わせた風景。死(原発)と隣合わせの生(庭)という生活そのものが彼の遺作だった。洋書版は1995年初版のロングセラー、長らく絶版だった日本語版がついに復刊。