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著者:宇野亞喜良 / 発行所:グラフィック社 / A4判 / 356P / ソフトカバー
2014年に同版元から刊行された『宇野亞喜良クロニクル』にその後10年分の仕事のなかから50点以上を新たに追加した、宇野亞喜良作品集の決定版!
名古屋市立西陵高等学校図案科に入学しデザイナーを志し始めた1949年を始点に、戦後国内デザイン黎明期のビッグネームに揉まれ、同世代のクリエイターとの交流し、自身の地位を確立させた「日本デザインセンター」、「スタジオ・イルフイル」、「東京イラストレーターズ・クラブ」時代はもちろん、寺山修司との仕事上の蜜月、椎名林檎とのコラボレーション、穂村弘著作への装画など、年代順に膨大な宇野亞喜良ワークを紹介。著者の代名詞であるゴシック調のタッチだけでなく、『バガボンド』の井上雄彦ばりの激渋な筆遣い、タロットカードから連想された立体作品まで、なにを見てもやはり圧巻。和田誠、横尾忠則、江國香織ら計9名のテキストも収録。
今年で90歳を迎えた著者が最後の作品集と覚悟する、凄みのある一冊です。オリジナル封筒入りのスペシャル・カード作品付き。