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写真:Thomas Hoepker / 出版社:uchkunst Berlin / 170mm × 240mm / 200P / ハードカバー
ベルリンの写真家、トーマス・ヘプカーは、まだハイスクールを卒業したての頃、1956年から59年にかけてイタリアを定期的に訪れ、ライカMPでその風景や人を撮影し続けました。その1万枚を越えるネガは、まるでネオリアリズモとロバート・フランクとの出会いとでも形容したくなるような、虚飾のない、しかしドラマチックな光景ばかり。歴史ある町並みの中で営まれる人々の暮らし。平凡であるはずの光景が、決定的瞬間として捉え提示されています。町を主役にした写真集として出色のクオリティ。巻末解説は独・英バイリンガル。