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著者:仔鹿・紫都香 / 出版社:こじか社 / 128mm × 182mm / 60P / ソフトカバー
「例えば、雑草を雑草としてしか認識していなければ全て「雑草」ですが、その中に可愛らしい花を見つけて名前を覚えると、いろんな雑草の中からその花をすぐ見つけられるようになる。そんなふうに、風味に名前を付けてあげることが大事です。」
京都、三条の小さなワイン店仔鹿が、食材店を営む「料理する人」紫都香とともに定期開催する「キッチンドランカーの会」。ワインを飲み比べながら、料理し、その味わいや組みあわせを考える料理とワインの催しの内容を一冊にまとめた小冊子。
言語化することが、味を覚える第一歩。それを食事と重ね合わせると、複雑な物語が生まれる。競争や知識のためではなく、すべては日常の食卓をすこしでも豊かにするため。引っ込み思案なあなたでも、会の様子を側で覗いているような、普段の食卓に対する態度が少しだけ変わりそうな一冊。