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著者:アンダーソン夏代 / 発行所:アノニマ・スタジオ / 四六判 / 288P / ソフトカバー
「『アメリカ人は食に興味がない』なんて一体誰がいったのでしょう。至るところにこだわりポイントだらけです」
アメリカの映画、音楽、文学は好き。なのに、意外と詳細には知らない食文化。その類まれなる紹介者、在米歴20年の料理研究家、アンダーソン夏代による初の書下ろしエッセイ集が刊行。
いわゆるディープサウスで生活する人の視点から見えてくる「料理・食材」「調味料」「レストランとスーパーマーケット」「お菓子とお茶」「台所周り」「アメリカの生活」の全6章。米、パスタ、パンの話はもちろん、魚の扱われ方、クーポンやセール事情、ソース愛やマシュマロ愛、調理器具、備品の話まで。最初は戸惑いながらも、臆さず、現地の文化と向き合った著者による、力は抜けているのに説得力のある文章が素晴らしい。