著者:庄野千寿子 / 出版社:夏葉社 / 145mm × 185mm / 221P / ソフトカバー
「うれしいことがあったらその日のうちに、つまり、よろこびが減らぬうちにお礼のお手紙を書きなさい」(本書「はじめに」より)
作家・庄野順三のパートナーである庄野千寿子さんが、長女の夏子さんへ宛てた宝物のような日々の手紙をまとめた一冊。夏子さんからのアップルパイやすてきなドレス、きれいなハンカチ、絵葉書・・・そしてともに過ごす時間へのよろこびがしたためられた、たくさんの「ありがとう」で彩られた手紙の数々。あたたかくユーモアあふれる文体や、本書のそこかしこに覗く可愛らしいイラストに、千寿子さんの楽しく、朗らかな人柄が表れます。幸せがぎゅっと詰まった一冊。