
著者:坂口恭平 / 発行所:palmbooks / 四六判 / 144P / ソフトカバー
マイクロ出版社palmbooksより、坂口恭平のエッセイ集が到着。自然体でオルタナティブな日々の実践や思考、鬱と創作の関係といった著者らしいトピックはもちろん、妻のフーちゃん、息子のゲン、娘のアオ、両親、先祖といった、家族や自身のルーツにまつわるエピソードも多数。収録の49編は各2頁前後とテンポがよく、文章も簡潔で、軽い読み口ながら、懐の深い内容は私たちの暮らしのなかに発見をもたらしてくれることでしょう。鬱状態の期間において胎児が感じるような「根源的な寂しさと恐怖」と向き合い考えたことが綴られた、長めのあとがきが良いアクセントに!