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著者:井上岳+齋藤直紀+大村高広 / 発行:ノーツエディション / 140mm × 212mm / 204P / リング綴じソフトカバー
毎号1テーマのもと、その分野のスペシャリストや、関連する人物へのインタビューを中心に構成されたインディペンデント・マガジン「ノーツ」の第二号。引っ越しを「誰もが行っている設計施工」と考え、小説家からアートコレクティブ、写真家ほか、それぞれの引っ越し観を取材。冒頭では、住まいや引っ越しなど日常の些事を小説の題材として取り上げることの多い滝口悠生に空間描写などの技法を、引っ越しをテーマとした作品「東京計画1019 vol.3」を手掛けたアートコレクティブURGに、制作環境と創作の関係について、そしてモンゴルを専門とする文化人類学者、堀田あゆみにゲルや遊牧民について尋ねます。インタビュー本文と脚注が見開きでそれぞれ掲載、左右に視点を動かしながら、読み進める、そのリーダビリティも新鮮な一冊です。