new
編著者:蟹の親子 / 出版社:/ 105mm × 148mm / 84P / ソフトカバー
「ふといつか、思い出すものごとがあるかもしれない。そして、その「いつか」というのは前触れがない。誰かと話している途中で呼び覚まされることもあれば、物語を読んでいて、今読んでいる文章の上に重なるように、別の光景が思い浮かんでくることもある。」(「はじめに」より)
日記集『にき』、『浜へ行く』、エッセイ集『脳のお休み』でおなじみ、当店でも根強いファンの多い著者、蟹の親子による新たなリトルプレス。2022年と2023年に刊行された『にき』、『浜へ行く』に収録されている「ささやかな日記論」に加筆・修正を加えまとめたもの。
なぜ日記をつけたいと考えるのか。なぜその日起きた些細なことを思い出して、記録をつけるのか。2020年ごろから現在まで続いている「日記ブーム」と称される現象とは?日記をつけ続けることで発達する「日記アイ」、日付という「重力の署名」を置くことの意味。あらためて「日記」について考える、論考風エッセイ。
日記をつけたいけれどどう書いたらいいかわからない、つけたいけどつけられない、というあなたは、「日記のたね」に沿って書いてみては。(とはいえ日記は日付のみでもいい、自由なものです)