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著者:ソフィ・カル / 出版社:平凡社 / B6変形版・上製本 / 304P
人生最大の失恋へのカウントダウン。痛みは、シベリア鉄道経由の旅路を経ての長い日本滞在を経て、再開の約束をしていたニューデリーのホテルで訪れる。フランス帰国後、彼女は友人や出会った人たちに手当たり次第「あなたがいちばんつらかたこと」を尋ねまわり、自身の失恋を繰り返し語ることでその苦しみを昇華する。15年後、その経験はひとつの物語のような作品として生まれ変わる。
フランスを代表するアーティスト、ソフィ・カルの代表作がついに日本語訳刊行。日本滞在中の写真などで構成された別れまでのカウントダウンと、「◯日前、愛する男に捨てられた」から始まるテキストを繰り返す、別れた後の日々の二部構成。ここ日本では原美術館で二度同名展が開催され、1999年に美術館から刊行されたきり入手困難、翻訳刊行が待ち望まれていた一冊。
画像はフランス語版、イメージです。