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著者:いちむらみさこ / 出版社:創元社 / 168mm × 130mm / 160P / ソフトカバー
「女性たちの集まりは「何かあったらわたしたちは黙っていない」という空気をコミュニティの中にただよわせたように思う」(本文より)
著者自身が20年以上公園のテントで暮らし、見てきたホームレスの女性たちとの暮らしや受ける襲撃、差別、表面化されない追い出しなど、生活のなかで語られる言葉をもとにホームレスの生活の実態を綴った本書。アートから、よりアクティビスムに変化した著者の社会に対する眼差しと、実践をまとめた記録でもあります。
今年話題となった映画『関心領域』にも通じる「見えないことにされているもの」と、「見られたほうがいい」とは言い切れないその間を、当事者の視点で炙り出します。