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著者:澤宏司 / 絵:廣﨑遼太朗 / 出版社:雷鳥社 / A6判 / 336P / ハードカバー
「数とは何か。便利に使い、時々の必要に応じて発展させたものが数である。ほかに代わりがなく、あまりに身近なそれを言い換えるとすれば、数とは、私たちの営みそのものである。」
雷鳥社が発行する文庫サイズ上製本の美しい辞典シリーズからの一冊。今回は、これまでの花、空、石、家紋などの自然物から離れ目に見えない「数」の世界へ。
「数字」から始まる、「数」にまつわる221項目を先史時代から現代まで、生まれた時代順にまとめた一冊。義務教育おなじみの知識から習ったはずだけど忘れてしまった数学用語、数学懸賞金1億円以上がかけられている未解決問題など、知ると面白い!が詰まっています。
デカルト座標で四条烏丸を原点(0,0)とすると、清水寺と二条城はどのあたりになるでしょう?ウィットに富んだカラフルな挿絵やコラムも楽しい、数学に苦手意識がある人にも手に取ってほしい一冊です。